タッセルとリボン

　色とりどりで、素材や大きさ、そしてテイストがさまざまなタッセルとリボン。
お気に入りのＢＯＸにしまっていて、ときどき思い出したように開けてみては眺めたり、
お花やプレセントの仕上げに用いたりして、楽しんでいます。

　タッセルは小さなキータッセルが中心で、キーホルダーだけでなく、ランプに取り付けたり、
インテリアの装飾に利用するほか、ナプキンリングとしても活躍します。

　リボンは結び方を工夫したり、いくつかのリボンを組み合わせてみたりして、さまざまな
ニュアンスを作り出すことのできる、すばらしい素材です。 　　　
洋のリボンの発色のニュアンスの良さに感激し、また季節ごとの柄ゆきには本当に素敵なものが
多く、最後のリボンは１０cmでもいいから取っておきたくなります。

　さらに和の紐もたいへんシックで和みのある素材感を持ち、忘れがちな和の精神を目覚めさせて
くれる大切なものです。
特に、和菓子の箱の包み紙と和の紐でみせる“粋”の表現は、ひかえめにしてとても説得力があると思います。
洋の美しく華やかなデコレーションでさえ、和のそれには到底追いつけない“凛とした美”
が存在します。
　私たち日本人の西洋文化への憧れを抱く前提に、その“和の美”をしっかりと心に落とし込んで
いるべきだ、と思わずにはいられません。